階段の昇り降りで膝の内側が痛む 30代 男性

10年ほど前にスノーボードで転倒してから、膝の内側が痛むことがある。レントゲン検査では骨に異常なし。少し前から階段の昇り降りで膝の内側がまた痛むようになってきた、とのことです。
痛む部位に炎症反応は見られず、指で圧迫すると少し痛む程度でした。関節の変形もないことから、周囲の筋肉が硬くなって関節の動きが制限されているために痛みが出ているのではないか、と考えました。
膝関節の動きに関係する筋肉に鍼をして緊張をゆるめました。
二週間後に再来院されましたが、膝の痛みはもう大丈夫、とのことでした。よかったです。

歩くと膝の内側が痛む 70代 女性 

数年前に右変形性膝関節症になり、その時は湿布などしていたら自然に良くなったが、その後、時々同じ場所が痛くなることがある。二週間ほど前からまた痛み出し、歩いたり、膝をひねると膝の内側が痛い、とのことで来院されました。

右膝の内側がやや熱を持っていて、少し腫れています。触ると痛む場所があるので、炎症を抑える目的で鍼とお灸をし、置き鍼をしました。

急性の痛みや炎症には知熱灸というお灸がとても良く効きます。

一週間後に来院され、痛みがすごく楽になった、とのことでした。炎症反応も落ち着いていることから、同様の施術をして様子を見ていただくことにしました。

膝に変形がなかったこと、早めに受診されたことがよかったかな、と思いました。

​正座をした時の膝裏の痛み 70代 女性

正座をした時と、正座から立ち上がる時、右膝裏に何かが挟まっているような違和感がある。

また、右肩が後ろに動かしにくい、とのことで来院されました。

膝も肩も痛みが右側に出ていたので、膝と肩の中間点である股関節周辺に原因があるのではないかな、と考え腰や臀部に鍼をしました。

その後、正座をしていただくと、少し違和感は残るとのことですが、痛みが10→2に変化しました。

肩の動きは少し良くなりましたが、まだ硬さが残っているようでしたので、鍼とストレッチを加えたところ、可動域が拡大し、動きが良くなりました。

​膝痛 70代 女性

体をひねった時に左膝の内側に痛みが走る。膝の痛みとは10年以上の付き合いだが、歩いているときは大丈夫とのことでした。ずっと前から腰痛もあるが、10年ほど前に脊柱管狭窄症になり、そのころから左臀部から下腿にかけて違和感があり足先のしびれもあるそうです。
膝を触診したところ、熱感や腫れ等の炎症所見は見られません。しかし、膝の内側を触っただけで飛び上がるような痛みがあり、痛む場所も帯状に広範囲に及んでいます。また施術中に体の向きを変える際、足がつってしまうことがあり、筋肉が硬くなっているようです。
膝痛の原因はさまざまですが、この方の場合は炎症所見が見られず、可動域も十分あるので何らかの原因で感覚神経が過敏になっているのではないかと考え、一、二週間に一度、適切なツボに鍼灸施術を施しました。
このような痛みは「神経障害性疼痛」といって、痛み止めやシップなど、西洋医学的な治療法でもなかなか治りにくいといわれています。
施術開始から一か月半が経過する頃、「膝の痛みが変わってきた」とのことでしたので、同様の施術を続け、三か月後には「夜寝返りを打った時のみ痛む」と大分改善がみられるようになりました。
膝痛を発症してから長い年月が経過しているので、よくなるまで時間がかかりそうです。