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あかぎれ 70代 女性

久しぶりに母親の鍼治療をした際、足の裏全体がかさかさにひび割れ、あかぎれもいくつかできていました。傷がパックリと深く割れて、痛いそうです。

ひび割れやあかぎれは皮膚の乾燥や血流の低下で起きますが、母の足もとても冷たくなっていました。若いころは手足がほてる熱症タイプだったのに、歳を重ねて気血が少なくなり、冷えるようになってきたようです。(涙)

お灸で傷口に熱を加えると、蛋白質変性を起こし傷がふさがることがありますが、母のあかぎれは深く割れているためか、ふさがりませんでした。

そこで、以前読んだ夏井睦先生の「傷はぜったい消毒するな」という本に書かれていた「湿潤治療」をやってみたいと思い、薬局で「ハイドロコロイド」という素材をつかった絆創膏を買い、貼ってみました。

「湿潤治療」というのは、自分の傷口から出てくる浸出液を使って、皮膚の細胞分裂や毛細血管新生を促し傷を治す治療法で、ワセリンとサランラップ等でも同様の治療効果があり、やけどや擦り傷、床ずれにも有効だそうです。傷を乾燥させてかさぶたを作って治していた昔の治療法とは真逆で、傷がきれいに治るそうです。

絆創膏を貼って4日後、自然に剥がれてしまったというので、足裏をみてみると傷がふさがっていました。

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